角銀鉱(かくぎんこう、chlorargyrite)とは、銀のハロゲン化鉱物。写真のフィルムなどの工業用途に用いられる塩化銀(AgCl)の自然結晶である。塩化銀鉱ともいう。
概要
- モース硬度は1から2。劈開はなく可塑性があり、割れずに潰れる。
- 比重は5.55。
- 外観は白色~黄褐色を呈し、結晶は数mm~1cmの立方形となるが剥離しやすい。
- 成分が塩化銀なので感光性があり、光が当たると黒紫色に変色する。
関連項目
- 鉱物 - ハロゲン化鉱物
- 鉱物の一覧
- 塩化銀
参考文献
- 松原聰 『フィールドベスト図鑑15 日本の鉱物』 学習研究社、2003年、ISBN 4-05-402013-5。
- 国立天文台編 『理科年表 平成19年』 丸善、2006年、ISBN 4-621-07763-5。
外部リンク
- Chlorargyrite(mindat.org)
- Chlorargyrite Mineral Data(webmineral.com)




