陽イオン交換容量(ようイオンこうかんようりょう、Cation Exchange Capacity、CEC)とは、一定量の土壌が保持できる陽イオンの量。

概要

土壌中の粘土および腐植などは、マイナスに荷電しており、陽イオンを引き付ける力がある。そのため、陽イオン(カルシウム、マグネシウム、カリウム、ナトリウム、アンモニウム、水素など)を吸着し保持する。一般的に、この容量が大きいほど養分の保持力が大きいといわれ、肥沃土の高い土壌である。

単位

かつては、meq/100gが使われていたが、現在はSI基本単位とSI接頭語により表すことになったため、cmol( )・kg−1となった。

土壌ごとの値

  • 砂丘未熟土:数cmol( )・kg−1程度
  • 灰色低地土:10〜20cmol( )・kg−1程度
  • 黒ボク土:20〜50cmol( )・kg−1程度
  • 褐色森林土:20cmol( )・kg−1程度
  • ラテライト:数cmol( )・kg−1以下

石灰の施用

石灰の施用は、土壌pHが低い場合に行われるが、CECの値が大きい場合には多量に施用しないとなかなかpHが上がらないが、CECが低い場合には少量でpHが上昇するので注意が必要である。

関連項目

  • 土壌
  • 水素イオン指数 (pH)
  • モル

陽イオン交換樹脂によるアミノ酸の分離】アミノ酸の溶出する順番の決め方 等電点と陽イオンの関係 ゴロ化学 YouTube

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