宇宙への旅立ち』(原題:Journey)は、アメリカのロック・バンド、ジャーニーが1975年に発表した初のスタジオ・アルバム。本作の音楽性は、プログレッシブ・ロックに傾倒した内容となっている。母国アメリカのBillboard 200では138位止まりだったが、1975年5月21日に発売された日本盤は、オリコンLPチャートで4週チャート・インして最高72位に達した。

背景

1973年初頭、元サンタナのニール・ショーンはロス・ヴァロリー、ジョージ・ティックナー、プレイリー・プリンスと共に、ジャーニーの前身である「ゴールデン・ゲイト・リズム・セクション」というインストゥルメンタル・バンドを結成。同年夏にはショーンと共にサンタナで活動していたグレッグ・ローリーが加入し、1974年にはプリンスの脱退に伴いエインズレー・ダンバーを後任として迎えて、バンドはその後コロムビア・レコードとの契約を得た。

ジョージ・ティックナーは本作を最後にバンドを脱退したため、以後のアルバムではニール・ショーンが単独でギターを担当するようになった。

収録曲

3. 5. はインストゥルメンタル。

  1. 時の彼方へ - "Of a Lifetime" (Gregg Rolie, George Tickner, Neal Schon) - 6:51
  2. 朝はブルーさ - "In the Morning Day" (G. Rolie, Ross Valory) - 4:23
  3. コホーテク - "Kohoutek" (N. Schon, G. Rolie) - 6:43
  4. 君にイカした音楽を! - "To Play Some Music" (G. Rolie, N. Schon) - 3:16
  5. トパーズ - "Topaz" (G. Tickner) - 6:11
  6. 悲しい気分で/会話 - "In My Lonely Feeling/Conversations" (G. Rolie, R. Valory) - 4:56
  7. 神秘の山 - "Mystery Mountain" (G. Rolie, R. Valory, Diane Valory) - 4:23

参加ミュージシャン

  • グレッグ・ローリー - ボーカル、キーボード
  • ニール・ショーン - リードギター、バッキング・ボーカル
  • ジョージ・ティックナー - リズムギター
  • ロス・ヴァロリー - ベース、ピアノ、バッキング・ボーカル
  • エインズレー・ダンバー - ドラムス

脚注


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【献本】『宇宙の途上で出会う』 ペンと非暴力

宇宙への旅立ち YouTube

JOURNEY / 宇宙への旅立ち sixteen records (シックスティーンレコード)

【短編小説】宇宙の旅人