『ニミュエ 選ばれし少女』(原題: Cursed)は、アメリカ合衆国のファンタジー・テレビドラマシリーズである。フランク・ミラー、トム・ウィーラーによるグラフィック・ノベルを原作に、アーサー王伝説の湖の乙女ニミュエの冒険を描く。出演はキャサリン・ラングフォード、デヴォン・テレル、グスタフ・スカルスガルドなど。2020年7月17日にNetflixオリジナル作品として全世界へ配信された。
シーズン1をもって打ち切られた。
あらすじ
イングランドがローマ帝国の支配下にあり、キリスト教が異教的な生き物や知識を敵視する時代を舞台とする。魔力や羽、角などを持つ妖精族フェイ、その絶滅をはかるキリスト教の"赤の騎士"の軍団、イングランドの支配を求めるウーサー王と"氷の王"カンバーの四者が争う。シリーズはフェイの少女のニミュエ、人間の傭兵のアーサー、ドルイドの魔法使いのマーリンを中心に描く。
ニミュエの故郷の村は赤の騎士と呼ばれるキリスト教徒の軍団に焼かれ、フェイは散り散りとなる。ニミュエは死の間際の母からマーリンに渡すよう頼まれた"力の剣"を持ち、アーサーに助けられて赤の騎士から逃げ、生き残りのフェイに合流する。マーリンの仕えるウーサー王と、カンバー王は王座に権威をもたらす"力の剣"を求める。ニミュエは父と知ったマーリンと会い、フェイを率いるも、ウーサー王と赤の騎士の軍団に包囲される。ニミュエは自分と剣をウーサー王に差し出す代わりにフェイの安全を求める。これを知った赤の騎士はウーサー王を裏切り、カンバー王と結びついてフェイを皆殺しにしようとする。カンバー王に敵対する海賊がフェイに味方して救う。ニミュエは赤の騎士の指導者カーデン神父を倒すも、自らは矢で射られて水に落ちる。
登場人物とキャスト
メイン
- キャサリン・ラングフォード - ニミュエ:湖の乙女となる魔力の強いフェイ
- デヴォン・テレル- アーサー:若い傭兵
- グスタフ・スカルスガルド - マーリン:ウーサー王に仕えるドルイドの魔法使い
- ピーター・マラン - カーデン神父:赤の騎士の軍団の指導者
- リリー・ニューマーク - ピム:ニミュエの友人
- シャローム・ブリューヌ=フランクリン- シスター・イグレーン/モルガナ:アーサーの姉の修道女
- ダニエル・シャーマン - "泣き顔の修道士"/ランスロット
- セバスチャン・アルメスト - ウーサー王
- ベラ・デイン - グィネヴィア
- マット・ストーキー - "緑の騎士"/ガウェイン
リカーリング
- エミリー・コーツ - シスター・アイリス:シスター・イグレーンの同僚
- Sophie Harkness - シスター・セリア:シスター・イグレーンの同僚で恋人
- ビリー・ジェンキンス - 従者/パーシヴァル
- ポリー・ウォーカー - レディ・ルネット:ウーサー王の母
- Jóhannes Haukur Jóhannesson - カンバー:氷の王
- Adaku Ononogbo - カーゼ:ニミュエに同行するフェイ
- クライブ・ラッセル - ロス:フェイの指導者のひとり
エピソード
製作
2018年3月28日、Netflixは本作の製作を発表した。2019年1月、イギリスのディープカットにある陸軍の遊休地でセット作りが始まった。2019年3月から撮影が開始され、2019年9月まで続いた。
脚注
外部リンク
- 公式ウェブサイト (日本語)
- ニミュエ 選ばれし少女 - IMDb(英語)




