キャピタルステークスは、日本中央競馬会(JRA)が東京競馬場で施行する国際競走である。レース名は英語で「首都」を意味するCapitalが由来となっている。
概要
ジャパンカップが行われる週に行われるオープン競走である。1990年から1996年までは12月第3週に開催されていたスプリンターズステークスのステップレースという位置付けで施行されていた。
1997年は富士ステークスと統合する形で施行されなかった。
1998年からは1600万以下の条件戦として名称が復活した。
2000年に富士ステークスがマイルチャンピオンシップの前哨戦に変更となり、それに伴って2001年に富士ステークスの条件を引き継ぐ形でオープンクラスの国際競走として施行された。2001年から2006年(2004年を除く)及び2010年、2012年、2014年は、ジャパンカップの前の競走として設置される。2015年からは土曜日のメイン競走として行われている。
ジャパンカップが中山競馬場で行われた2002年に限り国際馬房の関係で、国際競走ではなかった。
負担重量は3歳55kg、4歳以上56kg、牝馬2kgを基本とし、更に以下のように斤量が課せられる。ただし2歳時の成績を除く。
- 施行日当日から過去1年以降のGI競走(牝馬限定競走を除く)1着馬3kg増
- 施行日当日から過去1年以降の牝馬限定GI競走またはGII競走(牝馬限定競走を除く)1着馬2kg増
- 施行日当日から過去1年以前のGI競走(牝馬限定競走を除く)1着馬2kg増
- 施行日当日から過去1年以降の牝馬限定GII競走またはGIII競走(牝馬限定競走を除く)1着馬1kg増
- 施行日当日から過去1年以前の牝馬限定GI競走またはGII競走(牝馬限定競走を除く)1着馬1kg増
歴史
- 1990年 - 東京競馬場の4歳(現3歳)以上オープンクラスの芝1400mの別定戦として創設。
- 1997年 - 施行せず。
- 1998年 - 出走条件が4歳(現3歳)以上1600万下クラスの芝1600mの別定戦となる。
- 1999年 - 別定戦からハンデ戦に変更される。
- 2001年 - 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走条件が「4歳以上」から「3歳以上」、オープン競走、国際競走、別定戦にそれぞれ変更。外国馬が初出走し初勝利を挙げた。
- 2002年 - 東京競馬場の改修工事により中山競馬場の芝1600mで施行。この年は国際競走ではない。
- 2004年 - JRAゴールデンジュビリーキャンペーンに伴いジャパンカップダートと開催日が入れ替わり土曜日に施行。
- 2007年 - 馬インフルエンザの影響で中止された開催の代替で金曜日(勤労感謝の日)の施行となる。
- 2010年 - 日本初となる3D映像の競馬中継を行う。
- 2019年 - リステッド競走に指定される。
歴代優勝馬
- 国際競走となった2001年と2003年以降は国旗を表記。
外国調教馬の成績
脚注




![キャピタルステークス(L)[2023.11.25 東京第11R/1600m 芝] YouTube](https://i.ytimg.com/vi/EJcFhhQJUjU/maxresdefault.jpg)