アメリカ合衆国の50の州には、それぞれのモットー(標語)がある。これはコロンビア特別区や3つの海外領土にもあてはまる。モットーは、州として住民がまとまる動機や目的を大まかに、しかし公式に表現するための言葉である。このモットーは、州章や州旗に書かれていることもあり、州法で正式に定めている州もあるが、そうでない場合は単に州章のデザインの一部というだけである。アメリカ合衆国自体のモットーは、In God We Trust(我ら神を信ず)であり、議会で標語とすることが宣言されたうえで1956年7月30日に当時の大統領ドワイト・アイゼンハワーが法案に署名し、正式に国家のモットーとなった。E Pluribus Unum(「多から一へ」を意味するラテン語)は1782年にアメリカ合衆国の国璽への採用が承認されたが、法律にもとづいて国のモットーになったわけではない。
サウスカロライナ州には公式なモットーが2つあり、どちらもラテン語である。ケンタッキー州とノースダコタ州、バーモント州にもモットーが2つあり、そのうち1つだけラテン語で後はすべて英語である。それ以外の州と領土はモットーを1つだけ持っている。例外はグアムと北マリアナ諸島で、これらの自治領にはモットーがない。州のモットーに使われている言語では英語とラテン語が最も多く、25の州と領土が使用している。7の州と領土はそれぞれ別の言語のモットーを採用しており、この言語は重複していない。8の州と2の領土はモットーを州の25セント硬貨に記載している。38の州と4の領土が、モットーを州章に採用している。
日付は、遡れる限りで、モットーが正式に使われた古い用例のものである。州によってはモットーを正式定めてはいないが、正式な州章には用いている。その場合は、州章に採用された日付とした。現在のモットーを最も古くから使っているのがプエルトリコの「Johannes est nomen ejus」(彼の名はヨハネ)で、これは1511年に入植したスペイン人が与えた言葉である。
州、連邦自治区、海外領土のモットー
ギャラリー
脚注
注釈
出典
参考文献
- Shearer, Benjamin F.; Shearer, Barbara S. (2002). State Names, Seals, Flags, and Symbols (3 ed.). Greenwood Publishing Group. ISBN 978-0-313-31534-3. https://books.google.com/books?id=nCA0UuGlJG8C 2009年2月15日閲覧。
関連項目
- 国と地域のモットーの一覧
- アメリカ合衆国の州の愛称の一覧
外部リンク
- Mottoes of the 50 States from Netstate.com
- State mottos from State Symbols USA



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