S-200 アンガラ/ベガ/ドゥブナ(ロシア語: С-200 Ангара/Вега/Дубна)、NATOコードネーム「SA-5 ギャモン(Gammon)」(当初は「タリン(Tallinn)」)は、1960年代にソ連の第1設計局が、高高度爆撃機(米軍の核爆弾搭載爆撃機)/その他を標的として、広域防衛用に開発した、長距離/高高度 地対空ミサイル(SAM)システムである。
ソ連では、このシステムは主に大隊レベルで配備され、6基の発射装置と火器管制レーダーを備えていた。
S-200は、他の長距離レーダーシステムとリンクさせることができる。
概要
運用国
現用
- カザフスタン - 2023年時点で、カザフスタン防空軍が3基のS-200アンガラを保有。
- トルクメニスタン - 2024年時点で、トルクメニスタン空軍が12基のS-200アンガラを保有。
退役
- モルドバ - 2004年時点で、モルドバ空軍がS-200を保有していた。
脚注
参考文献
- The International Institute for Strategic Studies (IISS) (2024) (英語). The Military Balance 2024. Routledge. ISBN 978-1-032-78004-7
関連項目
- ソ連防空軍
- ウクライナ防空軍
- シベリア航空機撃墜事件 - 2001年にウクライナ防空軍が演習中に誤ってシベリア航空の旅客機を撃墜した事件。誤射した地対空ミサイルはS-200であるとされている。




