太田ダム(おおたダム)は、兵庫県神崎郡神河町、市川水系太田川に建設されたダム。関西電力の発電用ダムで、太田第一ダム・太田第二ダム・太田第三ダム・太田第四ダム・太田第五ダム(いずれもロックフィルダム)の総称である。ダム湖(人造湖)の名は太田池(おおたいけ)という。
概要
太田池は、明治時代、南小田発電所(みなみおだはつでんしょ。南小田第一発電所、南小田第二発電所の総称)の貯水池として建設された。関西電力は、この周囲に5基のダムを建設することで拡張し、同社の揚水式水力発電所・大河内発電所(おおかわちはつでんしょ)の上池として利用している。
南小田第一発電所
姫路水力電気(1926年3月に中国水力電気と合併して中国合同電気(現在の関西電力・中国電力))により建設された水路式発電所で、最大出力1450キロワット。1909年(明治42年)12月運用開始。
南小田第二発電所
姫路水力電気により建設された水路式発電所で、最大出力720キロワット。1919年(大正8年)5月運用開始。
大河内発電所
関西電力により建設された揚水式水力発電所で、下池・長谷ダム(はせダム)との間で水を往来させ、最大128万キロワットの電力を発生する。1992年(平成4年)運用開始。
脚注
関連項目
- ダム
- 日本のダム - 日本のダム一覧
- ロックフィルダム
- 水力発電 - 揚水発電
- 電力会社管理ダム - 日本の発電用ダム一覧
- 関西電力
- ダム再開発事業
- 長谷ダム (兵庫県)
- 雪彦峰山県立自然公園
- 大河内高原
- 砥峰高原
- 峰山高原 - 黒岩の滝
- 太田池 - 太田の滝
- 大河内高原
外部リンク
- ダム便覧(財団法人日本ダム協会) 太田第一ダム - 太田第二ダム - 太田第三ダム - 太田第四ダム - 太田第五ダム
- 水力発電所データベース 大河内
- 関西電力 エルビレッジおおかわち




