SIAI S.21は、シュナイダー・トロフィー・レース専用機として1921年にSIAI-サヴォイアで製作された複葉飛行艇である。

概要

上翼の方が下翼より幅の狭い複葉機で、翼間支柱は前面から見てM型に配置された。操縦席のほぼ真上に支柱で支えられた300馬力のAnsaldo San Giorgio 4E-14 エンジンが配置され、推進式の4翅のプロペラが駆動された。

極めて操縦が難しい機体であり、パイロットのグイド・ジャンネッロ専用として製作されている。そのため、彼が急病の際、代わりに操縦できるパイロットがおらず、1921年のシュナイダー・トロフィー・レースは棄権する羽目となった。

スペック

  • 全長:7.62m
  • 全幅:7.69m
  • 出力:300HP
  • 最大速度:290km/h

登場作品

映画

『紅の豚』
主人公の愛機としてサボイアS.21という名称の飛行艇が登場する。しかし、作中に登場する機体は単葉機であり、実際にはマッキ M.33をモデルにしていると言われる。



Eastwings SIAI S.211 * 2. Prototyp * Desert Camo c/s * ISIJF

SIAI S.21 Model Factory Direct Models

Siai S 21 ubicaciondepersonas.cdmx.gob.mx

SimplePlanes SIAI S.21 ITA

Siai S211 kurz vor dem Aufsetzen in Breitscheid 21.08.2010