特異点(とくいてん、英: singular point、シンギュラー・ポイント)は、一般解の点ではなく特異解の点のこと。ある「基準 (regulation)」を適用できない、あるいは一般的な手順では求まらない「(singular)点」である。特異点は、基準・手順に対して「—に於ける特異点」「—に関する特異点」という呼び方をする。特異点という言葉は、数学, 物理学およびその応用である制御工学などで用いる。なおカタカナ語の「シンギュラリティ[シングラリティ](singularity)」は特異点、特異解を含む、幅広い概念を他人に伝えるために直接または比喩表現を用いて指すことがある。
科学
数学
- 特異点 (数学)
- 複素解析
- 孤立特異点
- 可除特異点
- 極
- 真性特異点
- 動く特異点
- 幾何学
- 曲線の特異点
- 代数多様体の特異点
- 有理特異点
- 特異点論
- その他
- 局所的な変換が一対一を保たない点。円座標平面 (r, θ) に於ける特異点は、r = 0 である。(関数行列参照)
物理学
- 宇宙物理学では重力に関する特異点が考えられ、重力の特異点 (gravitational singularity) という。ブラックホール内には、時空に於ける特異点が存在すると考えられている。(特異点定理参照)
- 裸の特異点
- プラントル・グロワートの特異点
- ファン・ホーベ特異点
工学
- 制御理論における特異点
技術哲学・科学哲学
- 技術的特異点
哲学
- 文化的特異点
- 法的特異点
脚注
関連項目
- 正則
- 特異日
- シンギュラリティ (曖昧さ回避)
- アニメ「超時空世紀オーガス」…混乱時空修復の鍵とされる存在(人物)が特異点と呼ばれる。
外部リンク
- 『特異点』 - コトバンク




