ブーノス(古希: Βούνος, Bounos, Būnos)は、ギリシア神話の人物である。長音を省略してブノスとも表記される。伝令神ヘルメースとアルキダメイアの子。コリントス王。
コリントスのエウメーロスによると、コリントスは後のコルキス王アイエーテースによって支配されていたが、アイエーテースはコルキスに去る際に王権をブーノスに預けたという。ブーノスの死後は、アローエウスの子エポーペウスがコリントスを支配した。旅行家パウサニアースによると、アクロコリントスにはヘーラー・ブーナイアー(ブーノス勧請のヘーラー)の神域があり、ヘルメースの子のブーノスが創建したため、この名前で呼ばれたと述べている。
脚注
参考文献
- パウサニアス『ギリシア記』飯尾都人訳、龍渓書舎(1991年)
- 高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』岩波書店(1960年)

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